
「再会」と呼べる「出会い」
第18章 冷 え
婚約っていうのは
双方の合意があって
初めて成り立つものだろ?
「ミカはあれ以来
優司先輩からは
なんの連絡も無かったと」
「そうか…
何か仕掛けてくるかもな
嫌な予感がする
佐伯は?」
「家です
俺んち近所なんで
何か異常があったら
知らせてくれるように
家族に言って来ました
じいちゃん
元土守なんで」
「あぁそうだったな
心強いな」
「ミカん家と仲いいし
現役引退しても
力は使えるんで」
香田のじいちゃん
この間俺が
腰を治した人だ。
「吸精鬼を百瀬先輩に
憑けたのが優司先輩なら
ミカ先輩には…」
「次朗が
何も言ってなかったから
大丈夫だと思う
昨日したらしいから
…あ ごめん」
「へーーーーー」
神鳥と香田が頬を染めながら
同じ表情でニヤけた。
「うまくいってるんスねぇ」
「フォローしなきゃなぁって
思ってたけど
いらないかな」
「いや…
一応それは
しといてやってくれないか」
「?」
「やっぱり
次朗がほかの子と
フリでも付き合っている
っていうのは
気にならないものじゃないよ」
「それって先生も?」
ド キ
「あ え いや…」
やばいやばいやばい…!!
俺は顔面を片手で覆った。
「ねぇ イヤ …なの?」
神鳥のキラキラした瞳が
俺の顔を覗きこむ。
「イヤに決まってるだろ?」
俺の代わりに、
香田が答えてくれた。
「そうなの?」
「…あぁ イヤだよ
本当は」
もうこの際だ
ぶちまけろ。
双方の合意があって
初めて成り立つものだろ?
「ミカはあれ以来
優司先輩からは
なんの連絡も無かったと」
「そうか…
何か仕掛けてくるかもな
嫌な予感がする
佐伯は?」
「家です
俺んち近所なんで
何か異常があったら
知らせてくれるように
家族に言って来ました
じいちゃん
元土守なんで」
「あぁそうだったな
心強いな」
「ミカん家と仲いいし
現役引退しても
力は使えるんで」
香田のじいちゃん
この間俺が
腰を治した人だ。
「吸精鬼を百瀬先輩に
憑けたのが優司先輩なら
ミカ先輩には…」
「次朗が
何も言ってなかったから
大丈夫だと思う
昨日したらしいから
…あ ごめん」
「へーーーーー」
神鳥と香田が頬を染めながら
同じ表情でニヤけた。
「うまくいってるんスねぇ」
「フォローしなきゃなぁって
思ってたけど
いらないかな」
「いや…
一応それは
しといてやってくれないか」
「?」
「やっぱり
次朗がほかの子と
フリでも付き合っている
っていうのは
気にならないものじゃないよ」
「それって先生も?」
ド キ
「あ え いや…」
やばいやばいやばい…!!
俺は顔面を片手で覆った。
「ねぇ イヤ …なの?」
神鳥のキラキラした瞳が
俺の顔を覗きこむ。
「イヤに決まってるだろ?」
俺の代わりに、
香田が答えてくれた。
「そうなの?」
「…あぁ イヤだよ
本当は」
もうこの際だ
ぶちまけろ。
