無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「血よりも違うものの方が
　いっぱい出てるよ」

「ぅう…」


嬉しさと懐かしさと
恥ずかしさと気持ちよさと
なんか色々ごっちゃになって
わけもわからず泣けてきた。

「泣いてるの？」

「らってぇ…」


「泣き虫」

啄むように次朗君の唇が涙を吸う。

「もう　いい？」




ピ　タ



色々流れ出るその入り口に、
冷たくて堅い物が当てられる。



「　　　　うん」






　　　…グ　　ッ　！



「　　　…ぁんっ！！」



どうしよう　どうしよう






「…っ
　ミカ息　吸って」

え


「…すーっ」


「吐いて…」


「ふー…　　　ぁ　あ　あっ！！」



息を吐いた瞬間に
物凄い圧迫感が襲ってきた。
押し込められる冷たい感触。


やばい　



嬉しい




「入った…
　懐かしい　この感触」


次朗君の眉間にしわが寄る。

苦しそうな表情も
何かサマになってカッコイイ…。




…



入っちゃった




…






「ごめん　ちょっとこのまま
　…嬉しすぎて　　」


次朗君は私をギュッと抱きしめた。
私もその背中に手を回す。


私も嬉しいよ　



「　…だいすき」




言っちゃった。