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「再会」と呼べる「出会い」

第16章 それは襲い来るもの

ダーマおじさんの事?

あぁ 
よく濁天に休憩しに来てるよ。
悪の親玉みたいな顔に似合わず
甘党で、編み物が趣味なんだよね。

詳しいことは
一番仲の良いドラおじさんからでも…。







「…ハルシオ」


校門の前に辿りついた。

放課後の部活も終わり、
生徒達は殆ど下校した後だ。


俺達は調理準備室に向かって走った。




少しずつ
体感温度が上がっていくのが分かる。


「!」


木の側で用務員の
おじさんが倒れていた。
うつぶせになった身体からは
赤い血が流れている。


「…大丈夫」

「…」





調理室が無くなっていた。

表からは分からなかったが、
何かに爆撃を受けたように
校舎は崩れていた。


料理部のみんなが帰ったのは
確認した。
残っていたのは兄さん…。



「ハルシオ!!」




瓦礫の破片が崩れて足下に落ちた。



崩れた壁の向こうに人影が二つ。
こちらを見る。


「…ぁ」



月ちゃんは勢い良く
そちらに向かって飛び込んだ。














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