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なんだろう…

嫌な予感


「何を　企んでる？」


俺は捕らえたアゼットに尋ねた。


「エレミム様が
　おっしゃる通りですわ

　月子さんは必ず
　エレミム様の下へ
　…行かざるおえなくなる」


エレミムが喉元にある
剣先を指でなぞった。



「そもそも
　あなたを地球に
　繋ぎ止めているのは
　あの男の存在だ」

「…」



全身を悪寒が襲う。



「あの男さえいなくなれば

　あなたは…」





！！？？？？



…ド　ロリ



エレミムの身体が
ろうそくの様に溶け出す。




「？！！」


兄さん　？！！





「擬体の割には
　いい働きをしてくれましたわね」


アゼットは
憎たらしい程にこやかに微笑んでいる。