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「再会」と呼べる「出会い」

第13章 ごめんなさいじゃ足りない

いつものスーパーで買い物をして
私達は優司君の家へ




「お邪魔…します」








今日も 無音。




「お母さんは?」

「あー… っと 仕事」

「身体の方は大丈夫なの?」

「大丈夫だよ、それより…」








「…ミカ」


背中から 優司君の体温が伝わる。


「あー久々のミカの匂い…」


うぅ…




苦しいよ





心苦しいよぉ…



「な 飯の前に

 いいだろ?」







「ごめん 今日私二日目なの…」

「…なんだ 
 出来てなかったんだ?」









!!!








がっば!!







私は優司君から身体を剥がした。


逃げろ


戦え  




「ごめんなさい
 私 優司君とは 
 もう付き合えない」

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