
「再会」と呼べる「出会い」
第12章 イカ祭りの誘惑
「あークソ
先輩呼んでる…。
また、連絡すっから。
ミカ、声聞けて良かった。
明日の試合も頑張れるよ」
「うん、頑張ってね…。」
「あーっ! 遠過ぎっ!!!
…じゃあな」
「うん 」
…プツッ ツー ツー ツー ……
「……日曜日の4時」
優司君には
愛されていると思う。
けど
…私 本当に最低
…
…あれ?
着信とメール…
電話してる間に来たのかな?
多分そうだ。
…ぁ
着信は次朗君からだった。
メールは……
メールも、次朗君から。
電話の用件か。
『明日って空いてる?』
…え なんだろ
…けど明日は
『ごめんなさい。用事があるんだ。』
送信
…
折角
次朗君が誘ってくれたのに…。
私 …
もう
自己嫌悪が止まらない
*…*…*…*…*…*…*
