
「再会」と呼べる「出会い」
第4章 兄と弟
「この、昭和を忘れてない感じいいね。
すごく落ち着く。」
次朗はそう言うと、
玄関を上がって左、
縁側の窓を開け、腰を下ろした。
「明日、満月かなー。」
月明かりが次朗の
穏やかな表情を照らす。
「満月には引き出す力があるから…
月ちゃんも、あそこ(月)は
故郷みたいなもんだしね。
明日あたり、
記憶が戻りやすくなったりしないかな」
そう言って、次朗は俺を見た。
…いやいや
俺と彼女、神鳥由芽は
今日会ったばかりだぞ。
それに
「記憶を戻すって
…一体どうやって?」
「それはアレでしょ」
アレ???
お前が“アレ”っていうとなんだか…
「抱いてあげなよ」
…なっ…ーーー!!!
すごく落ち着く。」
次朗はそう言うと、
玄関を上がって左、
縁側の窓を開け、腰を下ろした。
「明日、満月かなー。」
月明かりが次朗の
穏やかな表情を照らす。
「満月には引き出す力があるから…
月ちゃんも、あそこ(月)は
故郷みたいなもんだしね。
明日あたり、
記憶が戻りやすくなったりしないかな」
そう言って、次朗は俺を見た。
…いやいや
俺と彼女、神鳥由芽は
今日会ったばかりだぞ。
それに
「記憶を戻すって
…一体どうやって?」
「それはアレでしょ」
アレ???
お前が“アレ”っていうとなんだか…
「抱いてあげなよ」
…なっ…ーーー!!!
