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「再会」と呼べる「出会い」

第4章 兄と弟

“不老不死”

人類の永遠の夢、と
求める者は多いが

…実際、自分だけがそうなるというのは

途方もない事なんだろうな。



次朗

昔に比べたら落ち着いた表情を
するようになった。

121か…。

父親になって、
爺さんにもなってるんだからな…。

俺、経験値は先越されまくってんな。



昔から、よく笑う奴だったけど
その辺は変わってないか





そんな風に考え事をしながら
店の外にあるベンチで少し涼み、
宴会の席に戻った。

「晴一ぃ、随分遅かったな 
 ぶっ倒れてるかと思った!」

そう言う、林田先生の方が
かなり回っている。

「はーい、皆さん。
 すっかり気持ち良くなってますが
 明日から授業があるんですからね
 一旦締めますよー!」

シラフの校長先生がまとめた。

「よーっし!明日から頑張りましょう!
 ってことでっ!!三本〆っ!!」

体育の先生が勢いよく立ち上がる。
 
…三本〆か、一体感は生まれるが
シラフの俺には若干恥ずかしい…

「じゃ!新任の先生方っ!
 よろしくお願いしますよっ!!
 よーおっ!!!」








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