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俺はここだよ

第23章 開き直り

片手を膝に置いた。

そっと膝を撫でていると、突然俺の顔をじっと見つめた。

握った手にキスをした。


「どうしたの、翔ちゃん」

「なぁニノ、そんなに俺の事抱きたいか?」

「何ですか、突然。
でも翔ちゃんが抱かれたいって思ってくれたなら、俺はいつでも・・・」

「こっち来て」


俺の腕を掴み、ベットまで連れて行かれた。


「翔ちゃん、その気になっちゃった?」


ベットの前で下を向いた。

翔ちゃんの肩に手を置いた。


「どうしたの、翔ちゃん」

「その気になった?!
本当に俺が抱かれたいのは、智だけだよ!」

「そんなに落ち込まないで」


俺の方に振り向かせた。
下を向く翔ちゃんの頬を両手で包み、キスをしようと唇を近づけた。
その手を強く払いのけ、少し怖い顔で俺を見た。


「どうしたの、怖い顔をして」


もう一度手をのばした。



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