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潤君・・・

まさかあんな事を言い出すとは、思いもしなかった。
いつまでも必死に隠し通すと思っていたからな。

俺の計算・・・少し間違っちゃったかな？

まぁこれくらいの困難は、あった方が手に入れたとき、何倍も嬉しいよね。





・・・あっ、電話だ！

潤君・・・と言う事は、翔ちゃんか。
う～ん、今だにややこしいぞ。


『もしも～し、ニノで～す。
翔ちゃん、こんな時間にどうしたの？
もしかして、今日OKだとか？』

『ごめんニノ、こんな時間に。今いい？』

『まだ家じゃないけど・・・どうしたの？』

『いや～、ちょっと聞きたい事があって』


ーもしかして、翔ちゃんもか・・・ー


『えっ、何ニノ。何か言った？』

『いえ、別に・・・
今翔ちゃん何処にいるの？』

『家だよ。ニノ明日の予定は？』

『午後から仕事です』

『俺は明日休みだけど、ちょっと会わない』

『ごめん翔ちゃん、明日ギリギリまで寝たいから、よかったら今から会わない？
まだそんなに時間、遅くないし・・・』

『今からか・・・』

『何もしませんから、大丈夫だよ。
電話かけてくる位、心配な事なんでしょ』


電話を切り、潤君の家へ向かった。


ふふふっ・・・