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イケナイ関係

第13章 幸せな時間

淳弘は、正面に立ち、玲奈の頭についた糸グズを取りはじめた。

その間、玲奈の心臓は、破裂しそうなくらい激しく高鳴った。

…糸グズ取ってもらってるだけなのにドキドキが止まらない…
顔も熱い……。

「糸グズ取れたし、行こうぜ」

「……//////」

顔を赤らめ、下を向いている玲奈を見た淳弘は、鼻で「フッ」と笑い、手を握った。

「!!」

「…お前の指細くて折れそう」

「……//////」

二人は、手を繋いだまま、登校した。

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