
溺れる愛
第17章 社会人編スタート
予定通り、今日は顔合わせと軽い打ち合わせで
30分間が過ぎ、私は田所さんに1階のロビーまで
送って貰っていた。
『本日はお忙しい中、本当にありがとうございました』
「いえいえ、こちらこそ。担当があなたの様な方で
楽しくなりそうで嬉しいです」
『はは…、次の打ち合わせからはもう一人来ますので宜しくお願いします』
「わかりました。それではお気をつけて」
『はい。それでは失礼致します』
私は深々と頭を下げると、そのままwonder landを後にした。
なんだか人懐っこい様でしっかりした人だったな。
あんな人が担当者で良かったかも。
これはいい仕事が出来そうだな。
その日は別の案件もあって、少し残業をしてから会社を出た。
