
息もできない
第22章 俺に矛先を向けるな(サイドストーリー2)
そのまま1人で俺の悪口をひたすら言う朗に対して俺はまだ固まったまま何も言葉を発することが出来ない
その後も暫く俺を馬鹿にするような事を言い続ける朗の話を放心しながら聞き流していると
『…………』
朗は急に黙った
最初は無言になったことに俺は気づかず
二人で無言の時間が続いた
ようやく気づいて呼びかけてみる
「朗?」
『……なんか、言えよ』
「え………何で…俺フられたショックで何も考えられないんだけど?」
はたから見て呑気に会話に応じているようだけど内心は荒れまくってて
正直早く電話も切ってしまいたかった
「…電話、切っていいか?もう俺のこと馬鹿にするのも飽きたろ」
俺が正直に言って電話を切ろうとすると
『待て』
と止められた
「なんだよ。まだ俺に言いたいことでもあったのか」
『……』
「もしかしてお前まだ直のこと怒ってたのか?」
『…………』
引き止めたくせに全く話さない朗に俺は焦れて、明らかに俺が悪いことなのに語調を強めてしまった
「悪かったよ!お前の幼馴染の恋人に変に手出して!………もうしねぇよ。…もう、あいつのことが好きなわけじゃないんだから」
その後も暫く俺を馬鹿にするような事を言い続ける朗の話を放心しながら聞き流していると
『…………』
朗は急に黙った
最初は無言になったことに俺は気づかず
二人で無言の時間が続いた
ようやく気づいて呼びかけてみる
「朗?」
『……なんか、言えよ』
「え………何で…俺フられたショックで何も考えられないんだけど?」
はたから見て呑気に会話に応じているようだけど内心は荒れまくってて
正直早く電話も切ってしまいたかった
「…電話、切っていいか?もう俺のこと馬鹿にするのも飽きたろ」
俺が正直に言って電話を切ろうとすると
『待て』
と止められた
「なんだよ。まだ俺に言いたいことでもあったのか」
『……』
「もしかしてお前まだ直のこと怒ってたのか?」
『…………』
引き止めたくせに全く話さない朗に俺は焦れて、明らかに俺が悪いことなのに語調を強めてしまった
「悪かったよ!お前の幼馴染の恋人に変に手出して!………もうしねぇよ。…もう、あいつのことが好きなわけじゃないんだから」
