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隠れて甘いkissをして

第75章 誇り

「……去年の秋……


俺も由宇も、一番寂しさが募っていたころに………


彰が俺に電話をしてきたんだ。



『来年、俺と香は結婚する。


俺も香も、お前を待たないからな。


結婚式に、咲原を1人で出席させたくないなら


……絶対に1年で帰ってこい』」




「……………っ」




立花…………!



隼人はふっと笑った。





「……そんな事を言われて……


この俺が遅れるわけにはいかねーよ。


2人のお祝いの場に、絶対に行きたいとも思ったし。


香ちゃんの事が大好きで、結婚したいという真の想いがある一方で


………俺が早く彼女の元に戻れるように


俺と由宇を


彰が再び繋ぎ合わせてくれたんだ」

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