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隠れて甘いkissをして

第75章 誇り

「…………///」




周りの人達が、笑顔で私をちらちらと見る。


顔が火照ってきちゃう……




「まぁ、そんな感じで自分自身の頑張りもあったんだけど……


さらに俺の士気を高めて、早く日本に戻らせてくれたのが


……紛れもなく、彰だった」


「…………!」




立花が顔を上げる。


和やかに聞いていた会場が、一瞬で静まって


全員が隼人の言葉に耳を傾けた。




「向こうにいる間。


最初は何度も壁にぶち当たってた。


焦れば焦るほど、うまくいかない。


そんな時に決まって彼が、絶妙なタイミングで俺にメールを送ってくるんだ。


大した内容でもないんだけどね。


海外に行く前もそうだった。


彰と出会ってから……


彼にしかできない、さりげない優しさに


俺は何度となく救われている」

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