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隠れて甘いkissをして

第74章 大切なひと

「ありがとう。 

俺を好きになってくれて。


だけど………ごめんね。


俺は、あと10年早くても遅くても


もう相手は決まっちゃってるんだ」



「…………!」




「いつどこに生まれても。


誰と出逢っても。


それでも俺は、きっと由宇を見つけてしまって、一瞬で恋に落ちてしまう。


何度も、何度でも。


俺は由宇に恋をして、由宇を愛さずにはいられない」




隼人はサングラスを外す。


そして、放心する2人に向かって、とびきりの笑顔を魅せた。





「まだまだ人生長いんだ。


俺が由宇に出逢えたように


君達も、きっと運命の相手に巡り会えるよ。


……いつか、きっと」



「……………っ///」

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