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「わぁ……すごい！

カルティエだぁ……♡」




メイクが全部落ちた香ちゃんが後ろから近付いてきて、私の横から覗きこんだ。




「ふふふっ♡

アンジーさん、中身がネックレスって、見る前なのにバラしちゃってましたね」




重厚なボルドーの箱の中には、キラキラと光るプラチナのネックレスが入っていた。


ペンダントに、３連の小さな雪の結晶が付いている。


……隼人……


こんな素敵なプレゼントを用意してくれてたなんて


ギリギリの今日に渡されたから、何もお返しできなかったじゃない………




私と香ちゃんがそのプレゼントに見惚れていると


横から立花が声をかけてきた。