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隠れて甘いkissをして

第71章 願いと誓い

「…………?」




隼人は、窓の外を見たまま言った。




「前にお前と交わした約束を……

守れなくてごめん」


「……え……?」




その言葉を聞いて、隼人を見る。




「お前が俺を由宇のところへ連れていってくれた時。

もう二度と、あいつを離さないでくれと言っただろ」


「…………!」


「お前のその真っ直ぐな想いに応えられなかった俺を

許してほしい」




隼人はタバコを灰皿に潰すと


俺に体を向けて、まっすぐ視線を向けてきた。


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