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隠れて甘いkissをして

第70章 2人の心


隼人の手が、再び私の頬に触れる。



この手が………もうすぐ遠くへ行ってしまう。



でも、スペインの空港で、隼人に別れを告げた時とは違う。



私達は……2年後にまた逢う事ができる。



きっと……


きっと…………




「………隼人……」




震える手で、隼人の手に触れた。




「帰ってきたら……


いっぱい、ギュッて……


抱きしめてね。


私……この手が……


本当に……大好きなの……」


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