
隠れて甘いkissをして
第66章 何が欲しい?
マンションの地下の駐車場でアンジーと別れ、隼人と一緒にエレベーターに乗った。
「ねぇ、隼人」
最上階まで上昇する途中で、思い切って話しかける。
「ん?」
「…えっと…あのね…
クリスマスプレゼントなんだけど……
な、何が欲しい?」
私の言葉に、隼人は私の方に振り返る。
「クリスマスプレゼント?」
「う、うん……///」
「由宇、俺の為に用意してくれるの?」
隼人の笑顔を見て、私は胸がキュンとする。
「本当は内緒で用意したかったんだけど……
ずっと考えてるうちに、何がいいのか分からなくなってきちゃって」
