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隠れて甘いkissをして

第64章 内緒の準備

由宇と復縁してから、隼人はまた仕事に集中し、その実力を再び開花させていった。



隼人のマネージャーになって何年も経ったけど、今が1番、彼の力が発揮できていると感じる。



俳優・モデルの仕事を中心に、テレビ・ラジオに始まり各地のイベントでも



隼人は今までにないくらいその多彩なカメレオンぶりを発揮し、企業・スポンサー等の主催者、監督やカメラマン・共演者などの要望に見事に応えていった。






その背景に、由宇の存在があることはもう否定できない。



正直、あの何の取り柄もないような女がなぜ?と最初は思っていたけど。




由宇に実際に会って、隼人の表情を見たら。




…十分にその魅力に気付いたわ。




オファーが止まらない状況が続く中でも、アタシは隼人の望むことは少しでも叶えてやりたいと思っていた。





だから




クリスマスイブに仕事を入れないのも、最初から了承していたのよ。




悔しいから本人には言わないけどねっ。

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