
隠れて甘いkissをして
第62章 甘い昇格
「勘の鋭い隼人といるから
私も洞察力が良くなってるみたい♡」
「…………!!」
な、なんだそれ……
「あれー?
咲原先輩、そんなに笑ってどうしたんですかー?」
固まった俺の横を通り抜けて、香が席に戻ってきた。
同時に、俺を見て首を傾げる。
「……? 立花先輩どうかしたんですか?
汗かいてますけど」
咲原はしれっとして、パソコンの打ち込みを再開している。
「……なんでもない」
敵わねーな……
ガックリ項垂れる俺を見て、香は不思議そうな顔をしていた。
……帰って2人きりになったら教えてやるよ。
咲原の後ろに、七瀬隼人の勝ち誇った顔が
見えた気がしたってことを………
♡立花と香の続編 おしまい♡
