
隠れて甘いkissをして
第62章 甘い昇格
すると、先輩は急に立ち上がって、あたしを抱きかかえて持ち上げた。
「きゃっ……」
突然のことにびっくりして、あたしは持っていたケーキの箱を膝の上に落とした。
持ち上げられたあたしは、そのままデスクの上に座らせられる。
「せ、せんぱい……?」
立花先輩は、すぐ前に立つ。
先輩の手は、あたしの腰に回ったままだ。
ち、近い……///
クラクラするよーー!
立花先輩は、じっとあたしを見て、口を開いた。
「…もう、カンのいいお前には何を隠しても無駄だから、ハッキリ言う」
