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隠れて甘いkissをして

第61章 夢じゃないよね?


その時、携帯が鳴った。



(…! まさか……!)





……立花先輩……?





淡い期待を抱いて、恐る恐るディスプレイを見る。




でも……




そこに写ってのは、夏に別れた元彼の名前だった。




はぁ…


立花先輩じゃなかったことに、あたしはガックリしてため息をついた。



てか、今さら何の用だろう。



「……もしもし?」



電話に出ると、ガンガン鳴り響く音楽と一緒に、懐かしい声が聞こえてきた。




『香? 久しぶり! 元気ー?』

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