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隠れて甘いkissをして

第60章 暫定彼女

「 熱あるだろ?」



「……うん…、 実はちょっと…」



咲原先輩は自分のおでこに手を当てて、小さく呟いた。




「………!」





立花先輩の言った通り、咲原先輩はいつもよりも顔が赤くて、少しだけ目がトロンとしていた。



うそ……


全然気付かなかった……




「でも、微熱程度だと思うし、全然大丈夫。

ごめんね、気にしなくていいよ」



咲原先輩は、ニッコリ笑った。




「……………っ」




あたし…さっきとは違う意味で、胸がドキドキしている。





立花先輩、帰ってきてひと目見ただけで




咲原先輩が体調悪いって、すぐに気付いた。





………それって……




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