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隠れて甘いkissをして

第60章 暫定彼女

「え? 俺もうお前の彼氏になってたの?」




「…………!!!」






立花先輩の言葉に、あたしはフリーズした。





お昼の社員食堂。


たまたま今日は社内業務の先輩を、他の女に取られないように、12時ぴったりダッシュして捕まえて。


めでたくその位置を勝ち取った。



2人きりのお昼ゴハンで、すっごく幸せな気分だったのに



先輩の一言で、ルンルンだった気持ちは瞬く間に打ち砕かれた。





「だって!! あの日会議室で香のこと…」



「海老沢、ここ社食だから。
声抑えて。
あと、座って」




思わず立ち上がって叫んだあたしに、先輩は慌てることなく、ハンバーグを食べながら言った。

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