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隠れて甘いkissをして

第52章 回想

「どこの病院?」

『え? あぁ、築地の中央病院……』

「シゲさんとアンジーがいながら、何やってんだよ!」

『ちょっと隼人! 話は最後まで……』




アンジーが言い終わらないうちに電話を切った。


胸の奥から、ドクドクと不穏な音が鳴り響く。


急いでキーに手をかけると




「待て。 何があったんだよ?」




隣りから由宇の同僚……立花彰が、ハンドルに手をかけて止める。


そうだ。


この男も部外者では無い。

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