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隠れて甘いkissをして

第5章 まちぶせ

ビルの1階に着き、出口に向かって歩く。

外に出ると、初夏の夜の心地良い風が私を包み込んだ。



……気を抜いたらまた涙が出そう。

私、こんなに涙もろかったっけ………






その時






「お嬢さん」






すぐ近くで誰かの声が聞こえた。

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