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隠れて甘いkissをして

第36章 告げられた現実

車の中に沈黙が流れる。


私の存在が……


隼人に迷惑をかけていたなんて………




「……あなたに、隼人を返してほしいと言ったのは

“ 元の隼人 ” に戻してほしいという意味よ」




彼女は、低い声で言った。




「話は終わりよ。

なるべく早く、良い結果報告を貰えるように祈ってるから」




彼女の言葉が、鎖のように心に深く突き刺さって


私は結局、最後まで何も話すことができなかった。

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