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隠れて甘いkissをして

第32章 対面

「人の彼氏と2人で飲むとかありえなくない?

麻里奈が見てないことをいいことに、隠れて2人で会ってるわけでしょ?

マジ神経疑うんだけど」



便乗して、もう1人も続ける。



「飲んでるとこ見た日も、あたしらが来たら急に席立って先に帰ってったよね?

見られてヤバイと思ったんでしょ」



立花の彼女は、もう一歩私に近づいた。



「アキくんが優しいからって、変な勘違いしないでください。

アキくん、今まであたしにあなたの名前を出さないから知らなかったけど

彼女の立場から言わせてもらうと、すっごくウザいの。

諦めてください。

今後一切、アキくんと飲みに行かないって、ここで約束して」




頭が真っ白で、何も言えなくなる。


というより、言い返す言葉が見つからなかった。

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