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「…っと、なんだこれ？」
「ん？なに？」


瑛士が自分の下駄箱を開けると、なにか便箋のようなものが入っていた。



もしかして、ラブレター？

「おー！瑛士すごいじゃん、見せて見せて」
「ちょ、紘夢！」


瑛士の手から便箋を奪って中身を開くと、そこには電話番号とメアドが書いてあった。


名前、書いてない。
誰なんだろ…？


「返せよ紘夢くん」
「ふーん、はい。良かったじゃん？」
「興味ねーよ」




なんだか嬉しい。
瑛士を一人占めしているかのような独占欲が、俺を満足させる。