Take me
第12章 12
目が覚めると瑛士の姿はなく、タオルケットが被されていた。
「起きたか?」
「…うん」
目を擦りながらリビングへ行くと、ソファでテレビを見ている瑛士がいる。
「目あんまり擦るなよ、悪化する」
「…うん」
そう言われて手を止めると、お腹が鳴った。
「瑛士ぃ腹減った」
「俺も」
「冷蔵庫開けていい?」
「ご自由に」
キッチンの横にある冷蔵庫を開けた
「何もないけど」
「本当に何も無いじゃん…」
もっと早く言えよ
学校帰りに買い物も出来たのに。
「瑛士コンビニ行ってくる」
「俺も行く」
この行動はきっと、責任感あってのものだと悟った。
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