
ももいろタイム【完】
第14章 俺の彼女
「何でそう思うんだ?」
「だって、優、この間………可愛い子と歩いてた………」
涙目の梓に、内心自分に舌打ちをする。
「不安にさせてごめん。あいつは同級生で、軽く付きまとわれてた。昨日告られたから、超惚れてる彼女がいるって断った」
「ホント?まだあたしが好き?」
「まだじゃない。俺は梓しか好きじゃない。超惚れてる」
「優、好き。ごめんなさい」
「良かった。梓好きだ」
俺は梓にキスをした。チュッチュッと軽いキスから、舌を入れる。
「ん、ふ、ん………」
梓の息遣いに、煽られる。
誘われるように、梓の胸に片手を置く。ビクッとする梓の頭を片手で押さえ、キスを続ける。
「んん、ん」
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