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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第4章 Confusion(混乱)

 愛奈はメモを片手に小さなコーポラスを見上げた。どう見ても築三十年以上は経過しているらしいその建物は鉄筋二階建だ。反町君がただ一人の親友以外に、自宅のありかを告げたがらない理由も何となく察せられた。
 部屋番号は二○三となっていた。ここまで来て引き返すわけにもいかない。愛奈は勇気をかき集めて二階へと続く階段を上った。二階へは外からそのまま上がれる階段が続いている。

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