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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第3章 Water mark(波紋)

―大丈夫、私は何もしないわ。いつものようにほら、食べ物を持ってきてあげただけなの。
 愛奈は気を立てている親猫を安心させるように優しく言い聞かせながら近寄っていったけれど、親猫はますます近づいてくる愛奈を警戒し唸った。
 あのときはまだ幼すぎて理解できなかったけれど、親猫は子猫を精一杯守ろうとしていたのだろう。もしかしたら、子猫が呑んでいたミルクを愛奈が奪うとすら思ったのかもしれない。

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