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華のしずく~あなた色に染められて~

第26章 【月華―月姫(TSUKIHI)―~華のしずく~】 月華

 そのため、事業に大失敗、多額の負債を抱えて進退窮まったある日、突如として姿を消した。月姫がまだエミリアと呼ばれていた幼い日、十歳のときのことであった。残された母は月姫、妹の幼い二人の子を抱えて、途方に暮れた。

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