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「お嬢様。」

第14章 あきのはじまり

その日は

もう、訳わからなかった。

あたしがどうしたいのか、とか

みんながどうしたいのか、とか

かんがえることが面倒だった。

「かーれん」

明るいきらきらしてる彼が来る。

「忙しいのに、こんなにきてて

大丈夫なんですかー?」

「任せれる人間なら育成してるから

大丈夫!そんなことよりも

弟ちゃんと、花蓮のが心配だしね」

ニカッと笑う。

笑顔で、なにもかもが救われる気分。

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