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禁断兄妹

第14章 地獄への入り口


俺の心臓は
まるで警報ベルのように激しく打ち鳴らされ

頭の中は
急速に熱を帯びていく。

だって
父さんと母さんは
あんなに仲が良かったじゃないか
愛し合っていたじゃないか

そう信じていたからこそ
俺は疑いもしなかったのに

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