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ショートラブストーリー

第12章 瑛大(えいた)

どくん、と心臓が跳ねた。

9つも年下の女の子の言動に惑わされるなんて、どうかしている。

頭の一部でそんな事を冷静に考えて…それなのに。

北方さんの頬に手を添えると、そのまま唇を奪った。

軽く触れるだけで離れ、再び深く口付ける。

「ふっ…んっ…」

北方さんが苦し気な声をあげた。

舌先を差し入れて、歯列をなぞり、舌を絡ませると

「んっ!!…んぁっ!!」

びくんと体を震わせ、堪えている。

ちゅっ、と軽く音を立てて唇を離すと、北方さんが大きく息をついた。

「北方さん、可愛いね」

至近距離で見つめあったまま話しかけると、照れているのか、戸惑ったように視線を反らされた。

クスッと笑いをこぼすと、頬に口付けて、そのまま耳まで唇を滑らせる。

「ひゃ…っ!!」

乳房の曲線をなぞるように、指先で胸を触りながら、耳の縁を唇で甘噛みすると、

「やあぁんっ」

思っていたより、ずっと甘い声で啼いた。

「ん…いい声」

「やっ…」

恥ずかしがっているけど…嫌がってはないな。

反応で確認して、服の中に手を差し入れた。

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