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あさちゃん

第4章 本音

優とあさみは、二人がいる一画に行った。
先程のカップルが見ていたような、隠す意思が見られない過激なものではなかった。

シンプルなブラとパンツの組み合わせのものだった。カラフルなものが多かった。

優「姉ちゃん、俺…めっちゃ恥ずかしいんだけど…」

優が小声で囁くように話すと、

美里「何ビビってんのよ。アンタがいなきゃ始まんないでしょ」

あずさ「あさちゃんはこういうの好きかな?」

あさみ「あたしは…はい。興味あったんですけど、なかなかこういう機会がなくて…」

美里「ほら、あさちゃんがああ言ってるのよ?アンタが一緒に選んであげなさい」

あずさ「お姉ちゃん達も手伝うから。あさちゃんの喜ぶことが分からないんだったら、今からそれをやればいいじゃない」

二人がそう言って一歩下がると、あさみは優に腕組みをしてきて、

あさみ「ねぇ、優くん。どんなのが似合うかな?優くんの好きなの言ってみて?」

と、上目使いで優を見つめる。異質な店の雰囲気とあさみの大胆な行動に、優は困惑していた。

優『やべぇ…大橋さん…可愛い。でも、姉ちゃんらに毒され過ぎじゃない?』

内心そう思ったが、初めての雰囲気に優は飲み込まれていた。

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