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残業・メモ子

第79章 愛固


小指を繋いだまま―――…



俺のマンションまで…



芽依子を連れてきた―――…





キスだけじゃ―――――…




俺の気持ちは……



俺の芽依子を求める気持ちは…


満足しなかった――――…




キスをして……俺は…


決めた――――――――…




「…芽依子…今日…お前を

抱く――――――――…

拒否権はないから――――…」



唇が…ビクン……となったが…




芽依子は……顔を赤くして…


『拒否権なんて…いりません…』



と……小声で……承諾した…






緊張した…………




自分が…こんなに…人に左右される人間だったなんて…




新たな発見をした――――…




芽依子は…


俺の知らない、
―――…俺を見せてくれる…






「……まいったな…」



『………どうしました?』







小指……繋ぎ……新鮮…



「……なんでもねーよ…」




少し緊張気味の…芽依子の肩…



……小指に…力を入れて…近くに引き寄せる―――…







さっきよりも…魅力的になる…芽依子―――――…





好きだ―――――――……


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