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来世にて

第3章 前世 女の戦支度

また、道三から呼びがかかった。

楓は思い腰をあげ、道三の寝所へと向かう。

寝所の襖を開ける前に、深呼吸をしてキリリと口を引き結んだ。

意を決して襖を開ける。

道三はしとねに胡座をかいて座っていた。

「楓、着物を脱いでこちへこい。」

楓は言われるまま、襦袢姿になる。

「わしの膝に乗れ」

楓は道三に背を向けるように膝の上に座った。
道三の手が襦袢の襟元から入り、わずかに膨らみはじめた胸をまさぐる。
小さな胸のつぼみを見つけ、強く摘まんだ。

「あ‥‥‥はっ‥‥んふ‥‥‥」

楓の口から吐息のような声が漏れる。
道三はあいた手で襦袢の裾を払い秘所に手を入れた。
すでにそこは蜜をたたえ、更なる快感を待ちわびている。

「だいぶ感度がようなってきたな。そろそろ男を知る頃だ。わしがそなたの印を頂きたいところだが、このじじいでは楓も可愛そうだからな。今宵は若い男を呼んでおる。そのものに相手をさせようぞ。
入って参れ。そこにおろう。」

楓は道三に体をまさぐられながら、虚ろに襖の方をみる。

あいた襖から入ってきた人物に目を見張った。

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