ねぇ、俺らにどうされたい?
第19章 MJ×ドS攻め
「ねぇ、みきさん?」
「、、、なに?」
潤くんが、私を“さん”付けで呼ぶときは、
キケンなことが起きる予兆。
「キスして?」
ちなみに、言っときます。
今、お食事中です。
「ダメ。後で。」
「今、早くー。」
「あーとーで。
あ、ニンジン食べて?(笑)」
「もういい。
ってか好き嫌いとか、子供レベル。」
「ニンジン不味いもん。」
「どうしても?」
「潤くんが、あーんしたら食べる!」
「恥ずかしいから、ダーメ。」
「ケチ。全然やさ潤じゃない。」
いつもより、ちょっと拗ねてみます。
ドSっぷりに困らされてきた、おかえし。
「優しくないほうが、好きなくせに。」
声のトーンが変わって、ドキッとして、
とっさに、顔を上げると、
潤くんの顔がすごい近くにあって、
「ンッ…」
柔らかいのが、重なった。
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