ねぇ、俺らにどうされたい?
第30章 SS×キンダンのコイ
サァーーッ、ーーーーーー
翔の背中に抱きついた私は、
驚いたように振り向く翔に
「…ごめん。
でも、ずっと好きだった。」
シャワーの音で、声が消されるように、小声で、
翔に迷惑が掛からないように、
呟いた。
「やっと聞けた。」
急に正面から抱きつかれて、
翔の素肌が、私のと、合わさる。
「好きって、言って欲しかった。」
その言葉に顔をあげると、
不意に唇が重なって、
咄嗟に、背中に回した手に、力が入る。
「ん、、、はぁ、、。」
私の唇を、食べる様に奪って、
開いた隙間から、舌を差し込む。
「んっ、、…」
歯列を舌でなぞられ、
体が溶けそうになって、
腰が抜けると、
「ベッド、行こっか。」
そのまま、抱き上げられた。
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