
BL短編
第3章 手に入れたい
僕の好きなミルクティーはあったけど、不良ご用達のイメージがあるコーラは売り切れていた。
何なら飲みそうか考える。
お茶は飲まなさそう。
オレンジジュースのイメージはない。
コーヒーはブラック、微糖、ミルク派と派閥が多いので除外。
これでいいか、と。
当たり障りのない、ビタミン系のペットボトル炭酸飲料のボタンと、ミルクティーのボタンを押し、僕は指導室に戻った。
もう一度花村を呼び、揺さぶり起こしてみる。
それでも花村は起きなかった。
揺さぶるたび、視界にちらちらと映りこんでいたうなじに指先で触れる。
10秒ほどだったか、花村に無意識に触れていた僕は正気を取り戻し、花村から離れた。
買いたての冷えた炭酸飲料をさっきまで触れていた花村のうなじに乗せる。
「うひゃああい!」
よくわからない奇声をあげて、花村が飛び起きた。
そのはずみで、炭酸飲料が床に落ちる。
泡立ってしまったからしばらく飲めないな。そんなことを考えながら花村に手渡すと、まだ寝ぼけ半分だった花村はキャップを捻ってしまった。
何なら飲みそうか考える。
お茶は飲まなさそう。
オレンジジュースのイメージはない。
コーヒーはブラック、微糖、ミルク派と派閥が多いので除外。
これでいいか、と。
当たり障りのない、ビタミン系のペットボトル炭酸飲料のボタンと、ミルクティーのボタンを押し、僕は指導室に戻った。
もう一度花村を呼び、揺さぶり起こしてみる。
それでも花村は起きなかった。
揺さぶるたび、視界にちらちらと映りこんでいたうなじに指先で触れる。
10秒ほどだったか、花村に無意識に触れていた僕は正気を取り戻し、花村から離れた。
買いたての冷えた炭酸飲料をさっきまで触れていた花村のうなじに乗せる。
「うひゃああい!」
よくわからない奇声をあげて、花村が飛び起きた。
そのはずみで、炭酸飲料が床に落ちる。
泡立ってしまったからしばらく飲めないな。そんなことを考えながら花村に手渡すと、まだ寝ぼけ半分だった花村はキャップを捻ってしまった。
