
天然小悪魔な妹とヘタレな俺
第6章 ~今年最後の締めくくり~
「お兄ちゃんのここ舐めたいな……ダメ?」
「相変わらずエロいなお前は……」
素直で可愛いと言うべきか、その正直さは時に俺を困らせる。
「だって、わたしもお兄ちゃんを気持ちよくしてあげたいもん」
残念そうな表情を見せる凛音。
いつもならダメだと言わない、凛音にしてもらうのは気持ちいいからな……
「今日は一緒に気持ちよくなるんだろ?」
凛音はジッと見つめていた瞳をキラキラと小動物のような愛らしさで輝かせる。
落ち着いたフリをしながら冷やかに凛音に言うもののやる事が前提なだけに若干、罪悪感に苛まれる。
