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天然小悪魔な妹とヘタレな俺

第6章 ~今年最後の締めくくり~

 

「ふぅ……」

 目尻に親指で触れ滲んだ雫を拭う。
 トロリとした瞳、その表情は本当に可愛い。


「おにいちゃん……も、脱いで?」

 俺は上半身だけ裸になると凛音はジッと見つめてくる。

「お兄ちゃんって、何気にカラダ鍛えてるよね。帰宅部なのに」

「そうか? 別に何もしてないが」

 強いて言うならバイト先で重たい荷物を運んだりするぐらい。

 凛音はウットリとした表情のままペタペタと色気のない触り方をしてくる。

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