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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第4章 SideⅣ(沙絢)~雪の女王~

 彼は沙絢を抱きかかえ、車に連れていった。ワンピースを手早く着せてから、簡単に脚の状態を見、更に一旦部屋に戻って支払いを済ませたらしかった。
 帰りの車の中では、二人とも会話はなかった。沙絢の道順を聞きながら彼女をコーポラスまで送ってきた光樹が低い声で言った。

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