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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第4章 SideⅣ(沙絢)~雪の女王~

 今ここで逃げなければ、自分は確実にこの男にレイプされてしまう。
 光樹のことは好きだ。騙してホテルに連れてきて、強引に抱こうとしているような男をまだ沙絢は嫌いになれない。自分でも本当に馬鹿な女だと思うけれど、それが正直な気持ちだ。
 でも、今はいやだ。こんな形で無理に身体を開かされて彼と結ばれたくはない。

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