テキストサイズ

さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~

第4章 SideⅣ(沙絢)~雪の女王~

 沙絢は階段を降りようとするところだった。抵抗する沙絢の体勢は物凄く不安定になっている。と、沙絢のお尻の後ろに何か固いものが当たった。
―なに、これ?
 一瞬、違和感を憶えたけれど、それが彼の固く大きくなった下半身だと気づいて、狼狽えた。光樹が逃すまいとより強く抱きすくめてくるので、その昂ぶりは更に存在感を彼女に思い知らせてくる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ